肝斑は間違った知識、間違った治療方法では治らないどころか酷くなります。まずは正しい知識を身につけましょう。
肝斑とは
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肝斑とは?
肝斑とは、顔に現れるシミの一種です。できる原因は、未だに不明なのですが、更年期やホルモンバランスの崩れによってできるといわれています。
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肝斑の特徴と見分け方
肝斑が他のシミと違うところは、両頬や額、下顎、上口唇(鼻の下)に左右対称にある、べったりとして見えるシミという点です。
見分け方は、イラストの様に蝶々のようにもやっと広がったタイプ、左右のほほ骨に沿って筆で書いたようなもの、こめかみの両側の近くに小さくあらわれているもの、左右対称ではないけれど両側に大きさの異なるシミ、両頬のほかに口の周りや額にでるシミ等の場合は、肝斑である可能性が高いと考えられます。(肝斑発症例)
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肝斑でやってはいけないこと
肝斑には禁忌(きんき)と呼ばれる、やってはいけないことがいくつかございます。
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その1 メドライトC6以外のレーザー治療
肝斑は刺激を与えると、余計に濃くなります。
通常のシミ治療のレーザーではあまりに刺激が
強すぎるため、より濃くなってしまいます。
美容皮膚科でもフォトフェイシャルや、フォトRFで
治ると宣伝しているクリニックもありますが、
決して良くならないので注意して下さい。
これは治療機のメーカーも発表しています。使用する機器の特徴 QスイッチYAGレーザーでの
低出力照射フラッシュランプ+RF
(ラジオ波)のダブルアクション痛み パチパチとはじけるような
刺激を感じる1ショットごとに熱感を感じる 施術時間(全顔) 約10分 約30分 治療間隔 1週間に1回 3~4週間に1回 治療回数 4~5回(1クール)
5回治療の場合、約1ヶ月半かかる5~6回(1クール)
6回治療の場合、約半年かかる適応 肝斑(かんぱん)、シミ、
くすみ、毛穴、肌質改善シミ 【肝斑(かんぱん)以外】、
くすみ、毛穴、肌質改善治療の特徴 - 肝斑(かんぱん)も治療できる
- 光治療後のようにシミが濃く
ならずに徐々に薄くなる - 1~2回目はツルツル感や
ハリ感を、 2~3回目くらい
から薄くなっていくのを
実感する - 治療時間が短いので、
忙しい人でも気軽に受けられる - 美肌治療初心者から上級者まで
人気がある - 治療後すぐにメイクOK
- 肝斑(かんぱん)の場合は治療
できないことがある - 治療後いったんシミが濃く
なったように見えるが、1週間
ほどで取れる - 1~2回目が一番シミに反応し、
3~4回目以降はハリ感や
肌質改善を実感する - 治療間隔が比較的長いので、
自分のスケジュールに合わせ
やすい - 美肌治療初心者から上級者まで
人気がある - 治療後すぐにメイクOK
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その2 化粧品の選定
肌に合わない、刺激の強い化粧品は使用しないでください。
最近では気になるお肌のトラブルをケアするさまざまな化粧品が登場していますし、高価なものもあります。
しかし、使ったときに少しでも違和感があるなら、使うのをやめましょう。
ピリピリっとした刺激によってシミが増えることもあります。閉じる
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その3 メイクを落とす時も優しく
こすってメイクを落とし、さらにそのあともゴシゴシと洗顔をするのはシミによくありません。 強い力でマッサージを行なうことも肌にかなりの刺激を与えます。
さらにクリームを使ってマッサージをしたあと、そのクリームをペーパーなどでふき取らなければならないとすれば、二重のダメージを与えることになり、結果的にシミの原因になることも少なくありません。閉じる
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肝斑出現時の注意点
肝斑が出現してしまいますと、自己ケアや民間療法では改善することは難しいです。ただし、ご自身で肝斑をケアすることは難しいですが、現在より悪化させないためには、肝斑部分を過剰にこすったり、刺激することは避けてください。
化粧を落とす場合もこすらず、泡を使ってやさしく落としてください。
肝斑が出現したら、まずは最寄りの皮膚科(特に肝斑に力をいれている皮膚科)へご相談ください。
ただし、誤った治療をすると余計に肝斑が濃くなり悪化することがあります。
具体的には、しみやあざと判断し、シミ取りレーザーやピーリング・フォトフェイシャル・フォトシルクなどのIPL治療を行うと、かなり悪化することがあるので病院・クリニック選びを慎重に行い、治療説明をじっくり聞いてから判断してください。閉じる
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肝斑予防の豆知識
- 肝斑の予防には、女性ホルモンのバランスを保つことが大切です。
ストレスをなるべく無くし、ストレス解消し、規則正しい生活をし、十分睡眠を取るのが理想的です。 - 食生活では、メラニンの生成を抑えるビタミンC・肌の新陳代謝を高めるビタミンB6・肌の酸化を防ぐビタミンEなどを積極的に摂取してください。
ビタミンC…果物(柑橘類・イチゴ)野菜
ビタミンB6…魚類・肉類(レバー)・バナナ
ビタミンE…アーモンド・ナッツ・うなぎ・かぼちゃ - 日頃から日焼け止めや日傘・帽子などで紫外線対策することは、シミの予防だけではなく肝斑の予防にも重要です。
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- 肝斑の予防には、女性ホルモンのバランスを保つことが大切です。